明日も生きたい日記

うつ病と適応障害を患ったアヤセが明日生きたいと願うブログ

うつの種類(私の場合)

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    うつ病になってから色々苦しんでいるのだけれども、心理士さんと話したり日記をつけたりしてたことで、何種類かに分類できるこどが分かってきた。そして、その時々何のうつが来ているかによって、対応方法もだんだんと分かってきた。

 

  • 恐怖や不安によるうつ

 何か悪いことが自分の身に降りかかるのではという不安や恐怖。怖いから身動き取れなくて、会社にも行けないし、布団からも出られない。頭の中がこれでいっぱいになる。これが25歳からのうつ病人生の大半を占めてきた。

 これは心理士と一緒に認知行動療法と持続エクスポージャー療法を行って大分抑えられるようになった。漠然とした不安や恐怖を、具体的な原因に分けて、それを一つずつ潰していく作業。持続エクスポージャー療法は正直、その原因と正面から対峙したり観察したりしなければならなかった(心理士曰く、味わうと言うらしい)のはしんどかった。なんだかんだ足掛け2年くらいかかった。お金も結構費やした。お陰で今はほとんどこの種類のうつは出なくなった。

 でも、やっぱり今も理由無く不安や恐怖が襲ってくることがある。そういう時は、4月中旬くらいから処方されるようになったソラナックスを飲んでいる。これで大体のことは対処ができるようになった。

 

 この種類のうつが今では一番多い。

 実は、疲労抑うつ症状を引き起こすトリガーになっていた。疲労とは、身体的なだけでなく精神的なことも含めてだ。気分がずーんと重く、体も怠い。何かをしようとする気力が湧かない。虚無という感じだ。

 「疲れて会社行けないのかよ、甘えてるな」そう言う人もいる。当初家族にもそう言われていて辛かった。自分でも「私は甘えているだけなのでは?」と悩んだ時期が相当あった。

 しかし、この時の状態を心理士に相談すると、典型的なうつ病の症状だと言ってくれた。ああ、私は甘えて仕事に行けないのではないのだなと安どした。

 こいいう時の対処方法はとにかく休むことである。外に散歩に行ったり、映画を見たり、そういう気分転換などではない。とにかく休むのである。最善は寝ることである。でも私は重度の不眠なので、そんな簡単に寝ることができない。そういうときも布団の上で目をつぶってじっとするのである。できる限りリラックスするのである。私は優しめの音楽を聴いたりお香を焚いている。上手に体と心を休ませることができていれば、夕方くらいには抑うつ状態を抜け出せることが多い。

 対処の前に、まずこの種類のうつが来ないようにすることが大切だ。そのために、心理士からは疲労のコントロールを厳命されている。私はどうも自分の疲労を感知する能力に乏しいらしい。だから土日の片方、できれば日曜日は何も予定を入れず、ゆっくり休むようにしている。週の半ばでも、今日の仕事は忙しかったなと感じたら、家事を後回しにして早めに寝るようにしたり、いろいろ工夫を凝らしてみている。まだここは試行錯誤の段階だ。

 

  • 波によるうつ

 もう、これは避けようがない。来るものは来る。来てしまったらどうしようもない。一定周期で来る。食事がとれなかったり、風呂に入れなかったりする。

 対処方法は、波が過ぎ去るのを待つのみ。何もできなければ、何もしない。何かできそうなら、ラジオを聴いたり、散歩をする。これも、無理の無い範囲で、余裕があればである。

 昔は波がくると1か月や2か月丸まる抑うつ状態が続くような感じだった。今は3日程度で過ぎ去ってくれることが多くなった。波と波の間隔も1か月くらいまで長くなってくれた。

 

  • 今日のうつ

 昨日から私は抑うつ状態で会社を休んでいる。今振り返れば、土曜日から何か調子がおかしかった。上記に書いたような対処方法に則るのであれば、日曜日はゆっくり休むべきだった。しかし、徒歩20分くらいのスーパーまで買い物に行ったりしてしまった。

 今回のうつは、疲労なのか、波なのか、いまいち判断がつかない。もしかしたら、ハイブリッドの可能性もある。このブログが書けているということは、そこまで重症ではないはずだ。明日には抜けているだろう。明日は大事な商談があるので、何とか出社しなければならない。しかし、あまりプレッシャーを感じずに療養することとしたい。

 

  • うつは抜けられる

 この5~6年で学んだことは、相応の対処をすれば、いつかは抑うつ状態から抜け出せるということだ。これは、私にとって大きな希望だ。このような病気になってしまったけど、毎日を生きていかなければならない。このまま人生ずっと抑うつ状態なのだろうかと悩んだ時期もあった。いや、そういう時期の方が長かった。でも、今は、いつかはトンネルから抜け出せる日が必ず来るということが分かっているから、明日を堂々と待つことができる。