自分を信じることは難しい
今週は木金と休んでしまった。
怖いとか不安とかそういうのじゃなくて、気分がずーんと重い抑うつ状態と、何もする気力が無い(ベッドから出られない、トイレに行けない、着替えられない、等)魂が家出した感じ。
基本的に会社からストレスを受けているので、会社由来の不調(恐怖や不安)は欠勤連絡を入れてゆっくりすればだいぶ収まるし、ソラナックスを入れればなお収まるのが早いけれど、今回のはそういうことではないらしい。明日は土日で仕事しなくてもよいのに、気分が重い。たぶん波が来てしまったのだと思う。ぴったり6週間ぶり。
4月、5月ごろはかなり体調が良かったと思う。欠勤はほとんど無かったし、毎日気力にあふれていた。ああ、私の病気は治る方向に進んでいるんだと、喜んでいた。
しかし、梅雨入ったくらいから体調が悪くなることが増えて、すごく悪化するわけではないけれど、良くもらなず、うつ病の治療は今頭打ち状態にあるように思われる。
良くなる兆しが見えないと、闘病に関わらずモチベーションを保つのが難しい。例えば、スポーツに関して言えば毎日基礎練習ばかりだと、果たして自分は上手くなっているのだろうか、と自分自身に疑問が湧いてしまうこと、色々な人は分かってくれると思う。本田圭佑みたいな鋼メンタルの人は、これやれば必ず自分は強くなると自分を信じて地味な体幹トレーニングを粛々とこなすことができるが、果たして一般の人間はいつも自分のことを信じることができるだろうか。
この薬を飲めばきっと病気は良くなりますよ、と言われたらきっとテンションが上がるだろう。
今週カウンセリングがあり、心理士からは、良くなっているとは言えないが悪くもなっていない、よく踏ん張っている、もともとアヤセさんはこの季節を苦手としているから例年のことですね、極力体力を温存する生活を続けるように心がけて下さい、と助言を頂いた。これ、内容は前回のカウンセリングとほぼ同じだった。これをこういう風に変えてみたら良くなるかもしれませんよ、みたいな助言を私は期待していたので、少しがっかりしてしまった。
私はうつ病に加えて適応障害なので、様々なものごとに適応しなければならない。適応できないからストレスを受けるのである。適応するには、適応できないものごとに対峙して身体を慣らしていく他ないのだが、これがスポーツの例えで言う基礎練習のようで、モチベーションを維持するのが難しい。仕事に行って適応する努力をして適応できるようになる、そういう自分が今なかなか想像できない。自分自身を信じることは難しい。