年を重ねて
先日誕生日を迎えて、31歳になった。
30歳は自分の中でまだ若者の一端だと思っていたけれど、31歳はもう十分大人というか、オッサンに近づいている感じがする。
年を重ねるとゲームのように、
体力 +10
攻撃力+10
防御力+10
魔法 +10
みたいに劇的な変化は無くて、毎日を過ごしていく中で+0.01だったりー0.03だったりを積み重ねていって、振り返って気づいてみると結果として10上がってたということなんだと思う。
先週から体調を崩していて、無気力状態が続いている。結婚とか誕生日とか、そういう世間的にはお祝い事でも、けっこう大きなストレス要因らしい、心理士曰く。マインドフルネスに重きを置いてうつの症状は昔と比べれば大きく改善しているのだけれど、年を重ねたことによって、マインドフルネスとは真逆の将来にことについて色々考えてしまうことが多くなって、31歳にもなって恥ずかしいことに人生迷子になってしまっていた。予期不安が常に多いかぶさってきて、私は何のために生きているのだろうか、生きていかなければならないのだろうか、目標とは、仕事とは、と考えれば考えるほど沼にはまっていった。
今はだいぶ頭も体も動くようになって、こうやってキーボードを叩けるくらいには回復した。嫁からは油断しないようにと釘をさされた。
人生の目標、目的、やりたいこと、やらなければならないこと、たぶんこういうものを持って日々を過ごしている人は少ないんではないんだろうか。きっとみんな目の前の毎日で精いっぱいなんだと思う。私もそうだ。学校やなんとか研修やセミナーでは「夢を持ちましょう!」とか言われるけど、そんな簡単なことじゃない、と思う。これで私は高校生の時大変苦しんだ。まさか31歳にもなって、また苦しむことになるなんて想像もしていなかった。
今はとりあえず今過ごしている時間と丁寧に向き合う、というところにまた戻ってくることができた。
夢を持つことは素晴らしいことだと思う。でも、全員ができることじゃない。みんなそれぞれ諸事情ある。だから、夢を持つことを強要することは良くないことだと思う。
このブログを初めて、毎日を丁寧に過ごす、と気づけば何回も言っているな。でも繰り返すということは、きっと私にとって大事なことなんだろうな。
明日からまた体調が上昇してくれることを願って、今日を丁寧に生きようと思う。