明日も生きたい日記

うつ病と適応障害を患ったアヤセが明日生きたいと願うブログ

婚約しました

 表題の通り、婚約した。

 プロポーズは、私は話すのが苦手なので、気持ちを事前に手紙を書いて、読んで伝えた。

 婚約したからと言って、毎日の生活で特に何かが変わったということはない。強いて言えば、外での恋人の呼び名が彼女から嫁に変わったくらい。

 

 あと、せっかくなので婚約気分を味わうためにゼクシィ買ってみた。

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 これ、物理的にめちゃくちゃ重い。すごい量の広告。二人で読んだけど、読むだけで疲れてしまった。ゼクハラという言葉があるけど、結婚を意識してない中でいきなりこれ買ってこられたら、精神的にも物理的にもしんどいな。

 

 

 結婚とか婚約とか、うつ病を患ってからはずっと諦めていたことだった。それは健常者にだけ許されることで、人生のレールから転げ落ちた私には無縁だと思っていた。でも、だからこそ、とても憧れていたことだった。うつ病の私でも、婚約できたこと、大変有り難いことだと心の底から思う。

 嫁には付き合う前に、私の病気のことは全て伝えていた。いつからか、どんな症状か、どんな薬を飲んでいるか。それでも付き合おうと言ってくれた。同棲してからは、体調が悪くて家で塞ぎ込んでいる姿も嫁は見ていた。

 そういうの全て込み込みで私のプロポーズを受けてくれて、嫁には感謝の念しか無い。

 

 うつ病含めて精神疾患、障害を理解してくれる人は世の中にはまだ少ない。サッカー選手のイニエスタさえうつ病になるのだ。全ての人間のそばにはうつ病は潜んでいる。ブラック企業パワハラうつ病になった人や自ら命を絶った人ががニュースになったりしたお陰で、世間の理解は昔よりは随分とマシにはなったと思う。それでも、理解者は少ない。親友だと思っていた彼や彼女でさえ、私の病気を理解をしてくれはしなかった。

 そんな世の中で、うつ病に理解を持って、私を愛してくれる人と出会えたのは、奇跡に近いことだなと、付き合い始めてからも、婚約して数日経った今でも、強く思う。思うというか、奇跡そのものだ。きっとこれからもそう思う時はたくさんやってくるだろう。

 

 朝起きて、抑うつ状態が酷くてベッドの上でううーとなっていると、嫁は寝室のカーテンを開けずに部屋を薄暗くして、私を放っておいてくれる。嫁はその時リビングで静かにゲームをしている。そういう気遣いがとても助かる。そういうことができる人と家族になれることを、大変有難く思う。

 

 これからは家族という社会を築いていく。私は、私を愛してくれた人を一生愛し、感謝し、守りたい。

 そのために、病気を克服したい。私は、克服したい。

 

 結婚式も、ずっと諦めていたけど、反面すごく憧れていた。だから、嫁に結婚式場相談カウンターに行こう!と提案したら、流石に急ぎすぎだよとたしなめられてしまった。